大阪府が主催する「あすなろ夢建築 第18回大阪府公共建築設計コンクール」の入賞作品が決定した。今回 は’「癒される空間!」大阪府営貝塚橋本住宅集会所’をテーマに作品募集を行っていたもので、最優秀作 品賞1点と優秀作品賞3点など九点が選ばれた。表彰式は25日に大阪府公館、また、4月6日から17日ま で、府庁別館で入賞作品の展示が行われる。 このコンクールは、永く府民に親しまれる公共建築づくりと、将来の建築技術者となる青少年の育成を目的 に、府内の高校生や専修学校生等から夢のあるユニークなアイデアを公募し、事業化するもの。対象は、第 1部として府内の工業高校などの高等学校、第2部は府内の短大・工業高等専門学校、専修学校や各種学 校、高等職業技術専門校等で、それぞれ建築関連学科に在籍する生徒で、個人か三名以下のグループ。 今回は、昨年10月から12月までの募集期間に、第1部から58点、第2部で128点の計186点の応募があり、狩 野忠正・大阪芸術大学客員教授を委員長とする審査委員会が審査を行い、最優秀作品賞1点と優秀作品賞3 点、佳作3点、奨励賞2点を選んだもの。 最優秀作品賞に選ばれたのは、大阪工業技術専門学校1年の白澤亜希さんの作品「リズムを与える丘」で、 RC壁式構造で延べ217・82?の規模。今後、同提案の趣旨を活かし、現地で建設される。 表彰式は25日の11時30分から、府庁公館小サロンで開催し、同日13時30分からは、大サロンで受賞者による 作品プレゼンテーションと審査委員とのフリーディスカッションが行われる。また、入賞作品の展示は、府 庁別館玄関ロビーで行う。 各賞の受賞者は次の通り。(敬称略) 最優秀作品賞 ▽白澤亜希(大阪工業技術専門学校1年)優秀作品賞▽三谷裕樹(修成建設専門学校2年)▽西山元基(大 阪市立デザイン教育研究所1年)▽津田大輔(堺市立工業高等学校2年)佳作▽濱口理恵(大阪工業技術専 門学校1年)▽伊藤智尋(大阪府立西野田工科高等学校3年)▽揚野実和(大阪市立都島工業高等学校2 年)奨励賞▽堀一樹(修成建設専門学校2年)▽山口遥(中央工学校OSAKA1年)