
4月18日から 阪神電鉄の住吉・芦屋間連続立体交差事業で、魚崎駅から芦屋駅間の仮上り 線路(梅田行き)への切替が4月に実施される。魚崎駅から芦屋市境間の約 4?を連続的に高架化するもので、切替区間は約3.2?。事業は神戸市が事業 主体となり、高架化工事は阪神電鉄が行う。住吉・芦屋間の連立事業は、神 戸市内で大部分が地下化や高架化されている本線で、住吉駅以東の約4.1?は 市街地を横切る平面軌道のため、市域の南北交通や生活圏を分断しているこ とから、踏切の除去と都市環境の改善を目的に実施されている。
事業は、1991年度に事業認可を受け、都市計画事業として進められ、2002年11月には住吉駅から魚崎駅間の 約0.6?の高架化を完了、残る魚崎駅から芦屋市境間いついても同18年から工事を進めていたもの。今回の仮 上り線工事は、2007年から工事に着手していたもので、4月18日の始発から仮線へ切替える。 高架の切替では、現在の上り線の北側に仮上り線を設置して上下線を仮線に切替え、下り線を撤去後、高架 工事を行い、順次、切替えていくもの。高架化に併せて、青木駅と深江駅を高架駅として整備することで、 踏切11カ所を除去し、交差道路33路線、側道3路線を整備する。高架駅となる青木駅と深江駅は、島式ホー ム2面とし、ホーム長は青木駅が130m、深江駅120mで、ホーム全面上屋及び防風壁付としている。 工事は、全体を2工区に分け、第1工区は大林組・新井組JV、第2工区は奥村組・錢高・不動JV、第3 工区を清水建設・前田建設工業JV、第4工区を鹿島・鴻池・西松JV、第5工区を大成建設・戸田建設J Vが、それぞれ担当している。 事業の全体完成は、2015年度末を予定している。総事業費は約653億円。