ホテル・オフィス・超高層タワー 商都・大阪を象徴する相場・金融のまちである北浜で現在、「北浜リノベー ションブロック」として開発事業が進められている。旧三越百貨店跡地と隣 接する街区で超高層タワーマンションとオフィスビル、都市型ホテルが、そ れぞれ建設されるもので、各事業主体では連携を深めながら、北浜のさらな る発展に寄与したいとしている。(特集に関連記事) 開発・建設が進むのは、旧三越跡地での、「ザ キタハマ」(大阪市中央区 伏見町1−6、高麗橋1−63−1)、その東側の「(仮称)ホテルブライト ンシティ大阪北浜」(同伏見町1−1−1)、南側での「(仮称)北浜MI Dビル」(同道修町1−2)の3つの事業。 ホテルブライトンシティ大阪北浜は、敷地面積1,403.72?に、14階建て延床 面積7,447?規模のもの。客室は234室を予定し、事業主は平和不動産、運営 はブライトンコーポレーションで、長谷工コーポレーションが設計・施工を 担当している。北浜MIDビルは、1,808.84?の敷地に地下1階地上148階塔 屋1階、延床面積1万4,973.69?を建設。基準階の貸床面積は582?で、5分 割までの対応が可能としている。事後主ハルアセット特定目的会社で、MI D都市開発が代行者となっている。鹿島の設計・施工。
そして、ザ キタハマは、超高層の住宅ゾーンと低層の商業ゾーンとで構成される「商業施設複合型超高層 タワーマンションプロジェクト」。北浜リノベーションブロックのランドマークであり、核となる施設で、 このほどその概要が明らかになった。超高層タワーは、RC造地下一階地上54階建て、延床面積約6万7,760 ?の分譲マンションで住戸は465戸。商業施設は、S造地下1階地上6階建て、延床面積約1万2,407?で、 ショッピングとクリニック、フィットネスの各ゾーンから成る。 事業は、三洋ホームズ、長谷工コーポレーション、アートプランニング、エヌ・ティ・ティ都市開発、神鋼 不動産、平和不動産、名鉄不動産、三菱電機ライフサービス、近畿菱重興産、ユニチカエステートの10社に よる共同事業で、鹿島と長谷工により工事が進められている。 ホテルとオフィスはいずれも、2008年春、超高層タワーは2009年3月の竣工を予定している。これら各施設 が完成すれば、ホテル・オフィス・住宅・商業の新たな機能が集約することになり、歴史を誇る北浜の地 に、魅力ある新エリアが誕生する。