大阪府がPFI事業で実施する「(仮称)水と緑の健康都市小中一貫校整備事業等」の落札者に、大和工商リ ースを代表企業とするグループに決定した。策札金額は25億7,0587万1,500円。入札は総合評価一般競争入札 で行われ、7月に基本協定を、10月に本契約を締結する。事業はBTO方式で実施、事業期間は2028年3月末 まで。 この事業は、大阪府箕面市の北部丘陵地区で特定土地区画整理事業により計画する「水と緑の健康都市建設事 業」(計画戸数2,900戸)の進展に伴い、箕面市止々呂美地区での児童・生徒数の増加に対応するため、同地 区内に小中一貫校を新たに建設するもので、箕面市に代わり大阪府の立替施行で実施する。事業の実施にあた り府では、約2%のVFM効果等が見込まれることからPFI事業として特定事業に選定、2月に入札公告を 行い事業提案を公募、二グループからの応募を受け、6月下旬に総合評価一般競争入札(WTOルール)を実 施、選定審査委員会の審査を経て落札者を決定したもの。 事業者となったのは、大和工商リース大阪本店と構成員に戸田建設大阪支店、協力企業としてダイワサービ ス、東和総合サービスの四社で構成するグループ。他の応募者はサンヨーPFIインベストメントグループ で、入札価格は27億9,372万8,000円。審査は、入札価格による定量的事項と、事業計画や施設整備、維持管理 等に関する定性的事項について落札者決定基準に基づき算出した総合得点(100点満点)で実施。その結果、 大和工商グループが84・70点、サンヨーグループは72・77点となったもの。 大和工商グループの提案は、「建築物を共に育み、学校の発展を通じて街づくりに貢献する」を事業理念と し、施設整備では「高品質な建物を提供」し、「安全で「快適」な教育環境を確実に保ち続ける」維持管理を 提案したほか、自主提案事業では、▽リスクへの対応▽安全・環境への対応▽CS(顧客の満足)への対応ー を上げている。同グループの提案について審査委員会では、「事業計画において優れた提案であり、まちづく りへの貢献を意図した付帯提案及び事業に対する強い取り組み意欲が高く評価された」と講評している。 整備対象は、箕面市上止々呂美と下止々呂美の事業区域で現在整備が進められている第1期エリア内の約3万 2,500?(幼稚園・保育所予定地含む)に、校舎棟RC造2階延床面積6,969?、アリーナ棟RC1部S造2階 延床面積1,482?、プール棟RC造2階延床面積1,046?建設するほか、高学年と低学年の運動場等も整備す る。 事業は、SPCにより、施設の完成後に所有権を府に移転し、事業期間中は維持管理業務を行うBTO方式。 7月に基本協定を結び8月に仮契約し、10月の議会議決後の本契約を締結。その後施設整備に着手し、2008年 3月に施設を引き渡し、同28年3月31日まで維持管理業務を実施する。 水と緑の健康都市事業は現在、同じくPFI事業として第一期整備等事業が大林組グループにより進められて いる。同事業では、道路や宅地造成などの都市基盤整備と核施設となる地区センター等の建設・運営を行うも ので、2007年4月の都計道路・止々呂美東西線の開通に併せて一部供用を、同10月には全体供用を開始する予 定。
