

1部区間の6.4?、開通式典とセレモニー開催 阪神高速8号京都線・第2京阪道路(上鳥羽出入口から巨椋池インターチェ ンジ)が19日、供用を開始した。阪神高速道路?と京都市が整備する八号京 都線の一部(延長5.5?)と、近畿地方整備局と西日本高速道路(株)が建設 を進める第二京阪道路の一部(延長0.9?)の計6.4?が開通したもので、供 用開始に先立ち開通式典とセレモニーが開催され、冬柴鐵三・国土交通大臣 はじめ関係者ら約570人が出席、テープカットなどが行われ、京都初の高速道 路の開通を祝った。 開通式典は10時から、京都市伏見区の京都府総合見本市会館(パルスプラ ザ)で行われた。初めに阪神高速会社の木下博夫社長が、この開通により利 便性が向上し、京都・大阪・神戸を有機的につなぐことになり、「関西発展 への広域的ネットワークの形成に寄与することになる」とし、工事推進にあ たり種々の取組による早期開通を実現した工事関係者らへ謝辞を述べるとと もに、「先進の道路サービスを実現し、今後も地域交流と連携に参画してい きたい」と式辞を行った。
次いで冬柴大臣が挨拶。冬柴大臣は、「市の中心部と南部がつながり渋滞緩和が期待でき、第二京阪道路と 広域連携を形成することで地域の活性化に寄与するものと確信する」と道路ネットワーク形成に期待を寄 せ、道路特定財源問題に触れながら、今後も整備が必要な道路が多く残っているとし、「安全で安心な歩行 者空間の確保も不可欠。真に必要な道路整備を着実に進めていく」と決意を新たにした。次いで、桝本・京 都市長が、「京都が飛躍するためには都市基盤の整備が不可欠であり、このルートが発展の鍵を握る事業と 考えている」とし、経済をはじめとする効果に期待を寄せるとともに、市民永年の悲願がかなったことを喜 んだ。 また、山田啓二・京都府知事は、本当の意味で道路がネットワークとしてつながる時期がきたとし、「今後 も市や関係機関と連携し、府民が安心して暮らせる生活道路の整備に取り組んでいく」と挨拶した。この 後、阪神高速京都建設部の南荘淳部長と近畿地方整備局京都国道事務所の見坂茂範所長の各工事経過報告に 続き、西日本高速会社の石田孝会長が主催者を代表して、工事に携わった関係各にお礼の言葉を述べなが ら、今後一層の発展を誓った。 一方、開通セレモニーは開通式典終了後、正午前からは巨椋池本線料金所前で執り行われた。地元小学生児 童らによる風船飛ばしに続き、冬柴大臣はじめ、桝本市長や山田知事、国交省と阪神・西日本各高速会社の 関係者らによるテープカットが行われ、合図とともにテープに挟みが入れられるとクス玉が開披され、見守 っていた参加者から大きな拍手が沸き起こった。 この後、上鳥羽出口までパトカーの先導により通り初めパレードが行われた。