アイディユー・奥村組JV 大阪市阿倍野A1地区第2種市街地再開発事業でこのほど、商業業務施設やホテル、 住宅等で構成するA1―2棟が工事に着工した。特定建築者であるアイディーユー・ 奥村組特定建築者共同企業体(代表者=(株)アイディーユープラス)の施行による もので、RC造一部S造地下2階地上24階建て、延床面積約2万6,000?の規模で、完 成は2012年の春頃を予定している。 A1―2棟は、天王寺・阿倍野ターミナルに最も近接する阿倍野A1地区の北東に位 置し、阿倍野地区全体の玄関としての役割を担うもの。2006年にアイディーユー・奥 村組JVが特定建築者に選定され、敷地内整備などを進めていた。
建物は、店舗・事務所・ホテル・住宅で構成する複合施設として、敷地面積2,718?、RC造一部S造地下2 階地上24階建て、建築面積約2,260?、延床面積2万6,000?、高さ約88mの規模で計画された。 施設構成は、低層階に店舗や事務所、中層階にホテル、高層階には住宅を配置。店舗部分には銀行をはじ め、都市型の生活利便性のあるテナントが入居。ホテルは、リゾートトラスト(株)が運営にあたり、「ス タイリッシュと快適が共存する新たなる価値観」をコンセプトとしたホテルトラスティによるグレード感の あるビジネスホテルを展開する。 住宅は、駅ターミナルと直結するため、利便性の高いサービス型分譲マンションとして108戸を計画。住宅と ホテルの複合建築のメリットを活用し、ホテル住いのようなクオリティの高いサービスを居住者に提供す る。住宅分譲事業者は、総合地所?とアイディーユープラスの住宅分譲事業JVが担当する。また建物は、 阿倍野再開発エリアの玄関口にあたり地区動線の要となることから、地階から地上3階までの開放したアト リウム空間を設け、JR天王寺駅や近鉄あべの橋駅、地下鉄天王寺駅と阪堺電車天王寺駅前駅へ歩道橋と地 下通路で直結し、地下・地上・2階デッキの3層レベルでの歩行者動線を確保する。 このほか、広場に樹木や植栽を施し、屋上菜園などを施設内外に配置、利用者や阿倍野への来訪者のために 緑とやすらぎ環境の創出を目指すとしている。設計・監理はアール・アイ・エー、施工は奥村組が担当。施 設のオープンは2012年の初春を予定。 阿倍野再開発事業は、天王寺・阿倍野ターミナルの南西に広がる通称「金塚地区」の28haを対象に、1976年 度から事業が進められている。老朽化した木造密集市街地を解消するため、再開発ビルや道路、公園等の整 備を行い、都市機能の更新と防災性向上に努め、これまで再開発ビル29棟のうち25棟が完成、1月13日には 地区最大規模のA2棟が着工、今回のA1−2棟の工事着手により再開発事業全体も最終段階に入ったとさ れている。
