

28社が出展 (社)大阪ESCO協会(辻毅一郎会長)並びに、近畿経済産業局の共催に よる「ESCO・省エネ技術交流フェア2009」が3日、大阪市中央区のプリ ムローズ大阪で開催された。ESCO事業者と省エネ関連事業者が一堂に会 し、ESCO事業の普及促進と省エネルギー関連技術の交流・情報交換、ビ ジネスマッチングの場として毎年、開催されているもので、今回は新規17社 を含む28社が出展し、「ESCO・省エネ推進セミナー」と出展企業による 展示会・プレゼンテーションが行われた。 フェアでは、10時からセミナーが行われ、出展企業はじめ自治体、民間ビル オーナーなど役150人が参加した。初めに主催者を代表して、近畿経済産業局 資源エネルギー環境部の井岡秀自部長が挨拶。井岡部長は、今年4月から改 正省エネ法が施行されることに触れながら、「我が国の温室効果ガスの9割 はCO2であり、一層の地球温暖化対策が必要で、産業や運輸、家庭部門で の省エネ対策が課題となっている」とした。また、金融情勢が厳しい中、オ イルショック時にも省エネ技術が発達したことを例に上げ、「こういう時期 こそ新たな省エネ企業を育てる必要がある」と強調、省エネに関する新たな ビジネスチャンスと捉え、「このフェアがその契機となり、ESCO推進の 一助となることを願う」とフェアの成果に期待を寄せた。
セミナーではこの後、3つのテーマについての解説が行われ、また正午からのフェアでは、ESCO事業の 事例紹介をはじめ、環境対策や省エネルギー技術、環境に優しい機器やシステム、サービスなど、出展各企 業が保有する技術や商品の展示説明が行われたほか、16社によるプレゼンテーションが実施され、終日多く の来場者で賑わった。 セミナーの内容と出展企業は次の通り。(敬称略) ▽省エネ法改正について 近畿経済産業局エネルギー対策課省エネルギー対策官・木村修一 ▽空調システムの設計の運用の実態・冷水の住返温度差が確保されない要因 ザイマックスビルディングサイエンス技術顧問、建築設備設計研究所顧問・大窪道知 ▽NEDOにおける省エネ支援技術について 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構関西支部事業管理部主査・伊東賢宏 ▽大林組▽ガスアンドパワーインベストメント▽関電エネルギーソリューション▽神栄▽ダイキンエアテク ノ▽ダイキン工業▽パナソニック電工▽富士電機システムズ▽ミヤコ産業▽山武(以上、大阪ESCO協 会)▽井之商▽エイワット▽エクセルキョート▽ワット神戸▽近江窯業▽サナーエレクトロニクス▽新コス モス電機▽スペーシア▽スリーアロー▽帝人エンジニアリング▽東洋スタンダード▽那須産業▽パナソニッ ク電工エンジニアリング▽ヒラカワガイダム▽ファーストエスコ関西事業所▽三井住友ファイナンス&リー ス▽ヤノ技研▽山本ビニター(以上、省エネルギービジネス研究会)