厚生労働省は12月9日、同省職業能力開発局が策定する職業能力評価基準にエンジニアリング、左官工事、造 園工事の3業種を追加した。能力評価基準は、仕事に必要な職業能力や知識について、担当者から組織・部門 の責任者まで4レベルの能力水準を設定し、整理・体系化したもの。 労働市場において職業能力の共通の物差しが定着することで、雇用のミスマッチが縮小することが期待さ れ、求職者・労働者にとっては、職業選択やキャリア形成の目標を立てる際に、(1)能力の客観的把握、(2) 企業が必要とする能力の把握が可能となる。企業にとっては、採用すべき人材の明確化、人材育成への効果 的な投資、人事評価・処遇等の導入・定着に関する新しいスタンダードとして活用できるとしている。 能力評価基準は中央職業能力開発協会のウェブサイトからダウンロードできる。 http://www.hyouka.javada.or.jp