事業コンペで民活導入へ 府民から意見・提案募集 10月7日ま 大阪府では、泉佐野丘陵部用地(コスモポリス跡地)の利用に関して、このほど土地利用計画(案)をとりま とめた。同案では、民活導入(事業コンペ)により平成26年度を目標に、「都市公園事業」として整備する 計画。これについては府では、同計画に対する府民からの意見を募集する。募集期間は10月7日まで。 コスモポリス跡地に関して府では、今年五月に学識経験者らで構成する「大阪府泉佐野丘陵土地利用計画検討 委員会」を設置し、5回にわたる委員会で専門的知見を含めて検討を重ね、8月10日に府に対して提言を行 い、それを受けて府では「泉佐野丘陵部用地(コスモポリス跡地)土地利用計画(案)」をまとめたもの。 計画(案)では、景観を重視した緑地を保全・育成・創造し、従来とは異なる新しい公園(景観緑地)を目指 し、一部地域約2?については地域活性化の観点から事業コンペなどの民活導入を検討するーをコンセプトと した。 事業手法は、公共が継続的に良好な状態で管理可能で、国費導入(国庫補助制度の活用)により財政負担を可 能な限り減らしながら、府民に利用できるよう「都市公園事業」として整備する。 このための事業スキームとして、マスタープラン方式や建設重視型でない、計画段階から管理運営まで、情勢 変化に柔軟に対応する環境と財政資源の持続可能な「シナリオ型」事業推進スキームを採用。公共投資を一定 区域内に集中投下し、初期段階でインフラを整備、その後は民間団体等との連携・協働で育てていく公園づく りを目指す。 事業期間は平成18年度から同26年度とし、全体を東地区・西地区・中地区に区分。東・西地区は、散策路 や簡易トイレなど公園を利用する上での必要最小限の整備を実施。中地区には、ビジターセンター(管理棟) はじめ、散策路やあずまや、トイレ、駐車場を整備。また全地区には管理用フェンスを設置する。 また、民活導入については、今年六月から7月にかけて、近郊緑地保全区域外の約2?を対象に、譲渡単価 38,000円/平方?と土地利用条件を含んだ内容で、民間事業者土地利用意向調査を実施。 その結果、一者からの応募があったことから、「条件が整えば民間進出のニーズはある」との認識が下され、 事業コンペの実施に向け今後、地元市と条件整備について検討を進めることとしている。 一方、府では、よりよい土地利用を目指すため、同案に対する意見・提言を広く募集。寄せられた意見・提言 を踏まえ、今後の土地利用計画の検討を進めていくとしている。 意見の提出は、「意見提出用紙」に用紙一枚につき一項目とし、郵送かFAX、メールで。利用計画(案)は 大阪府ホームページからダウンロード可。 問合せ・提出先は、〒540―8570(住所不要)大阪府商工労働部産業労働企画室企業誘致推進課立地企 画グループまで。FAX(06-6944-6721)メールアドレスkigyoyuchi@sbox.pref.osaka.lg.jp) なお、提出用紙は同推進課のほか、府政情報センター、各府民プラザ、泉佐野市役所市長公室まちづくり推進 課にも備え付けている。