(株)大林組本店の「第32回大林組本店労働災害防止大会」が20日、大阪市 中央区のエル・おおさかで開催された。大林組協力会社災害防止協会大阪支 部との共催によるもので、大会には協力会各社代表ら約850人が参加し、労働 災害絶滅への決意を新たにした。 大会ではまず、友廣康二・本店安全衛生総括責任者常務執行役員が挨拶。
友廣常務は昨年度の本店管内における災害状況の内容について「墜落や建設機械によるものも含まれるほ か、私病で倒れる事例も見受けられた」と振り返り、「現場ではマンネリ化に陥らず、緊張感を保てるよう な災害防止対策を心がけてほしい」とし、各事業場で「」リスクアセスメントを盛り込んだ現地ATKY (アタックケイワイ)活動を推進し、重大災害を絶滅させたい」と決意を述べた。 引き続き来賓祝辞では、大阪労働局の桑島靖夫局長が「災害防止には関係者が一丸となり、取り組むことが 不可欠。引き続き精力的な労働災害防止活動を行ってほしい」とさらなる努力を要請した。 大会ではこの後、本庄正史・大林組中央安全衛生総括責任者代表取締役副社長が「人間尊重を基本理念に、 現場で働く人全員の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形成を最重要の責務として、協力会社の皆さま とともに死亡災害はもちろんのこと、重大な災害は絶対に起こさない気概を持って災害防止に取り組んでほ しい」とする挨拶、山本正憲・大会実行委員代表の大会宣言に続き、安全表彰や事例発表、特別講演などが 行われた。