清水建設(株)(宮本洋一社長)はこのほど、ものづくりと建設をテーマ に、全国の青少年を対象とした常設の公開講座「シミズ・オープン・アカデ ミー」を開講した。同社のCSR活動の一環として、ものづくりや建設に対 する青少年の興味や関心を深めることにより、将来のものづくりを担う人材 育成に寄与することを目的に行われるもので、テクニカルツアー、セミナ ー、シンポジウムの3つのプログラムで構成される同講座では宮本社長が学 長を、矢代嘉郎・技術研究所長が副学長を担当する。プログラムの概要は次 の通り。 ▽テクニカルツアー 東京都江東区の技術研究所で、小学生向け六講座、中学・高校生向け17講 座、大学生・専門家向け17講座の3コース、合計40の技術テーマ、1回2時 間。参加受付は随時 ▽セミナー 今年度は「建設技術の歴史」をテーマに社外講師による講演、建設技術歴史 展示質の見学など2回程度開催予定 ▽シンポジウム 今年度は「近未来の建設技術」をテーマに、宇宙構造物など、夢のあるプロ ジェクトを題材に開催予定。テクニカルツアー(毎週月曜日の午後、金曜日 午前・午後実施)への申込みは、同社ホームページ等で、セミナー、シンポ ジウムは開催日が決定次第、ホームページ等で募集する予定。
第1回講座は9月26日、同社技術研究所で開催され、宮本社長の開講挨拶に続き、建築系大学生や専門学校 生らがテクニカルツアーを体験した。同社では今年度の受講者を半年間で800名を見込み、来年以降は取り組 みをさらに加速させ、2,000名の受講者を見込む。技術研究所のほか、会場を支店や現場、社外へも拡大し、 現場見学会や出張講座などを積極的に実施する計画。