22日に説明会・応募受付は5月21・22日 大阪府では、水の回廊ライトアップの一環として、大川沿いの八軒家浜対岸での「南天満公園桜ライトアッ プ業務」の委託業者選定にあたり公募型プロポーザルを実施する。ライトアップに係る基本設計から本設工 事までの提案を公募する。説明会を22日に開催、参加申し込みを21日まで受け付ける。応募受付は5月21日 まで、同下旬に最優秀提案者を決定する。 大阪府では、水都大阪を再生するため「水の回廊」を整備し、新たな都市魅力を創出する取り組みを進めて いる。昨年には、その一環として「水の回廊ライトアップ実証実験」を大川沿いの南天満公園で「桜ライト アップ」を、また、堂島川の大江橋下流区間で「街河灯」を実施してきた。今回の取り組みは、さらなる水 の回廊ライトアップとして、既存資産を活用した効果的な光の景観形成を推進し、他都市にない大阪の魅力 を全国に発信するため、南天満公園で魅力ある、人を引き付ける空間創出を目指したライトアップを行う。 ライトアップは、大川(旧淀川)の天満橋(大阪市北区天満2)から天神橋右岸(同天神橋一)までの約400 mで、大川沿いの桜54本を中心に実施する。委託業務は、基本設計と概略設計、試験点灯、仮設工事、詳細 設計、本設工事。提案募集にあたっては、「南天満公園桜ライトアップのデザイン方針」に基づくとしてい る。 デザイン方針は、?対岸、橋梁上、船上という視点からの眺望を強く意識?水への写り込みを活用?季節毎 に変化する桜の姿をそれぞれに楽しめる?障害光(グレア)の発生をなくし周辺環境への光害を抑える?無 駄を排除し適正なエネルギー使用ーとした。これらを踏まえ提案では、ライトアップデザインとしてテーマ 性や周辺バランス、独創性、省エネルギーへの配慮を、また工程計画及び安全対策、樹木への配慮と品質確 保、維持管理の効率化や環境対策に関する施工方法、さらに価格についてを求める。なお、府の受託希望価 格(参考価格)は7,980万円としている。 主な応募資格は、単独企業か複数の企業で構成するグループで、過去に屋外施設のライトアップを企画・設 計・運営・施工のいずれかで2件以上の実績を有し、照明デザイン業務で5年以上の経験と実績を有する照 明デザイナーをデザイン責任者として参画できることなど。関係資料の配布は5月20日まで。応募は5月 20・21日に受け付ける。審査は、資格審査の後、ヒアリング対象者を選定し、ヒアリング実施後の5月下旬 に最優秀提案者を決定する。審査は、「南天満公園桜ライトアップ受託事業者選定委員会」が行う。受託者 は、5月下旬に府と契約を締結する。受託期間は平成22年6月30日までとなるが、今年8月22日から開催さ れる「水都大阪2009イベント」で点灯可能とするため、仮設工事は8月20日までに実施することとしてい る。 説明会は22日10時から、大阪府西大阪治水事務所で開催、説明会への参加申し込みは21日まで。担当は、大 阪府都市整備部河川室河川環境課環境整備グループ(電話06−6941−0351・内線2951から2)まで。