日本初の3D映像で 大阪市消防局は21日、新たな地震体験車「だいち」を庁舎前で披露した。予測される東南海・南海地震など に対して、防災意識をより広く市民に啓発することを目的に、1997年から運用していた同体験車をリニュー アルしたもの。日本初の3D映像で地震が体感できるなど、最新の技術で装いを新たにしている。車体デザ インは、学校法人専門学校HAL大阪が担当した。 披露は市庁舎正面玄関で行われまず「だうり」をバックに平松邦夫市長、岡武男消防局長、小笠正博市会副 議長の3人がテープカット。その後、平松市長ら、また出席したHAL大阪の生徒約50人が、4人ずつ車内 に入って深度6弱の揺れを体験した。 「だいち」の性能は3軸ACサーポモニター式で震度2から7の8段階の揺れ、阪神大地震など6種類の再 現地震の揺れ、想定地震、南海地震の揺れをそれぞれ体験できるといもの。また特殊メガネなしの3D映像 で臨場感あふれる地震体験(日本初)を実現したほか、商用電源(3相200V)で運転可能としている。