全長200mテーマは絵巻 近畿日本鉄道(株)は、阿部野橋ターミナルビル建て替え工事に伴い設置す る200mの工事仮囲いに6月初旬から絵巻をテーマとするアートを施すことと し、歴史あるアベノ・天王寺地域の魅力をアピールしていく。なお、そのア ーティストには、2008年「ゲイサイ#11」でグランプリ・審査員個人所をダ ブル受賞した中村協子さんを起用する。
大阪阿倍野駅および近鉄百貨店阿倍野本店として使用している阿部野橋ターミナルの旧館部分の建て替え事 業として建設する阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)は、広さ日本一の百貨店、国際級ホテル、最先 端オフィスビルの特性を生かした都市型美術館、視界360度の大パノラマを堪能できる展望台を有する高さ日 本一(地上約300m)の超高層複合ビル。鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造地下5階地上60階建て、延べ床面 積約21万?のスケールで2014年春の完成を目指している。 建て替え工事に伴う仮囲いは、5月下旬から近鉄百貨店阿倍野本店旧館部分の外周約200mに渡って設置。仮 囲いを大きな巻物になぞらえ、アベノ・天王寺地域の持つ魅力をテーマに、その歴史やそこにクラス個性豊 かな人々を描くアート「平成阿部野絵巻」は6月から出現する。「平成阿部野絵巻」は古くから上野大地と して栄え、大阪でも古い歴史を持つアベノ・天王寺エリアが有する歴史的要素や施設はもとより、そこで暮 らす人々や日常の些細な風景を切り取った内容とし、ハード・ソフトの両面からアベノ・天王寺の魅力を表 現。景観維持と街の賑わいを創出し、再開発によって生まれ変わろうとしている同地域の魅力を多くの人々 にアピールしていく。