住友電設(株)(菅沼敬行社長)は11日、2009年度3月期決算(連結)を発表した。受注高は1,358億7,400 万円(前期比5.4%減)、売上高は1,314億7,300万円(同4.2%減)、とそれぞれ減少したが、栄漁利益は64 億2,600万円(同8.3%増)、経常利益は62億9千万円(同10.1%増)と増加し、共に過去最高となった。当 期純利益は、特別利益に固定資産売却益1,800万円、特別損失に投資有価証券評価損など合計7億3,400万円 を計上した結果、27億300万円(同15.3%減)となった。 利益面での増加は、体質改善への取り組むが着実に進展しており、採算性を重視した営業活動の展開や施工 部門による現場力の強化等により工事採算が改善し、また間接経費の削減や代金回収促進による有利子負請 圧縮などの成果が加わったことによるもの。 次期(2010年3月期連結)の業績ついては、受注高1,200億円(前期比11.7%減)、売上高1,250億円(同 4.9%減)、営業利益45億円(同30.0%減 、経常利益45億円(同28.5%減)、当期純利益22億円(同18.6%減)をそれぞれ見込んでいる。