近畿生コン輸送共同組合(輸送協、池田良太郎理事長、16社)の「第14回通常総会」が14日、大阪市内のホ テルで開催され、2009年度事業計画などの各議案を承認した。総会の冒頭、挨拶に立った池田理事長は昨年 度活動について、堺市と姫路市で建設の進む大型液晶パネル工場でそれぞれ生コン湯村で、輸送委託契約を 交わし、安全供給に努めたことを説明しながら「我々輸送協にとってこの1年は、成果と経験を積むことが できた1年だった」と評価。一方、厳しい経済状況の中で「個々の企業努力ではどうにもならない所まで来 ている。今こそ各組織相互が連携し、組織として事業を進めて行くことが大事だ。それが各企業の経済安定 にも繋がることになる。新年度も積極的に事業活動に取り組んでいきたい」と力強く決意を示した。 また、池田理事長は挨拶の中で、現在建設は進む「協同会館アソシエ」について、6月30日に竣工式を予定 していることを報告。完成後には輸送協も入居する同会館が、中小企業の新たな拠点になるものと期待を込 めた。 そして、総会で承認された2009年度事業計画では▽共同受注・統一運賃・共同配車事業の促進▽輸送協の組 織拡大▽教育研究活動−などを重点施策として事業を進めていく。 なお、総会終了時には来賓、関係者らの多数が出席した懇親会が行われ、親睦と交流を深めるとともに、輸 送協の一層の発展に期待が寄せられた。