(社)大阪府建築士会(柳川陽文会長)の「2009年度通常総会」が21日、大阪市内のホテルで開催された。 総会には柳川会長はじめ、会員らが出席し、今年度の事業計画などを決めた。総会の挨拶で柳川会長は、時 代が21世紀の「新しい枠組みに変わりつつある」とし、これに伴い法令改正や各種制度のオープン化などに より「会員以外の建築士に対する貢献も考えており、一般の方々だけでなく、トラブル等に絡む建築士の相 談にも取り組みたい」と一層の支援を呼びかけ、2011年に大阪で開催予定の全国大会に向けた大成づくりへ の協力も要請した。 また、来賓として出席した大韓建築士協会釜山広域市建築士会のチョン・デーボク会長が、日韓両協会には 深い信頼と友情が形成されたおり「今後も両国の建築文化の発展に寄与する交流を継続したい」と祝辞を寄 せた。 総会では、昨年度の事業と収支決算報告、今年度の事業計画と予算などを審議し、いずれも承認したほか、 「第1回建築人賞」の表彰式などが行われた。 今年度の事業計画では、逆行を好機に変える進化の年とし、「建築士の資質向上と業務環境の改善に取り組 む」と基本方針(会長所信)により、会員サービスの向上はじめ、財政の健全化などの基本目標を揚げ、運 営・会員会勢・建築情報・社会貢献・研修教育の各委員会を中心に活動を図ることとしている。