(社)大阪府建団連(北浦年一会長)の「第47回通常総会」が5月27日、大阪市中央 区の建団連会館で開催され、北浦会長はじめ加盟各団体の代表者ら52人が出席し、今 年度の事業計画などを決めた。今年度の新たな取り組みでは、技能者の技術向上を目 指すためゼネコンとの間でワーキンググループを設置するほか、公益法人改革に対応 するための検討委員会を設けることとした。 総会では、初めに北浦会長が挨拶。北浦会長は、建団連はじめ、各団体とも施策が絞 り込めず、団体加盟によるメリットが少ない状況だが、「人があつまってこそのメリ ットもある」としながらも、「これまでやってきたことでいいのか、もう一度足元を 見回す時期だ」と従来の活動を見直すべきと強調。
しかしながら、一歩でも前に出ることが必要で「後退してはだめ。不安感は力のなさからくるものだが、 我々の経験や体験してきたことを次の世代にどう伝えるかが重要だ」と述べ、建設業者は建設業者らしく元 気を出すべきで、そのための仕掛けづくりに取り組むとし、「すべては生き残るための道だと思い、協力し てほしい」と呼びかけた。 引き続き議事に入り、昨年度の事業と収支決算報告、今年度の事業計画と予算を承認した。事業計画では、 国土交通省が創設した専門工事業に対する助成事業「建設業と地域の元気回復事業」への申請、大規模な講 演会を計画していることなどが報告された。 また北浦会長は、関西建設技能者会の支援活動とともに、技能者の技術向上を図るため、ゼネコン五社の社 員と連携したワーキンググループを立ち上げることを明らかにした。このほか、公益法人改革に伴い、「法 人のあり方検討委員会」を設置することを議決、北平省三副会長を委員長として今後、検討を続けるとし た。