専門工事業の若手経営者及び継続者をメンバーとする「専門工事業21世紀の会」(中野岳之座長)は5月27 日、大阪市内のホテルで「第18会総会」を開催し、2009年度事業計画などの各議案を承認した。 当日総会には会員代表ら約30人が出席。この中で挨拶した中野座長は、21世紀の会が1992年の発足以来、会 員の見聞を拡げる場とした研修会などを通じて活動じてきたことを説明し「異業種に会員をメンバーとして いるが、この21世紀の会が建設業全体の底上げに貢献していきた」と強調。そして「業界を取り巻く厳しい 現状の中で、今が社会保険の整備や賃金など職人の処遇改善を図ることが1番の目標だ」とし、そのための 具体的な対応として建退共制度の民間工事への拡大を揚げた。さらに、会員の各種事業への参加を呼びかけ ながら「会員相互の研鑚を目標に今年も活動したい」と述べ、挨拶を締めくくった。 この後、中野座長を議長として議案審議に移り、2009年度事業報告などの各議案をそれぞれ可決、承認し た。このうち、建退共制度の充実・拡大のための事業として?建退共大阪府支部との懇談会?近畿地方整備 局、大阪建設業協会、大阪府建団連などへの提言?会内外への建退共制度普及のための啓豪宣伝−を図って 行く。 また、総会終了後には研究会として「建設産業活性化について」をテーマとした講演、そして交流会が開催 された。