(社)兵庫県空調衛生工業協会(神田武会長)では、地球温暖化防止等に関 し、兵庫県と「省エネ製品普及及びノンフロン化推進に関する協定」を締結 した。省エネ型空調機器等の普及により温室効果ガスの削減目標の達成を目 指すもので、1日に井戸敏三知事と神田会長が協定書を交わした。協定書へ の調印は、県庁内の知事応接室で行われ、井戸知事と神田会長がそれぞれ協 定書に署名した。調印後、井戸知事は、「省エネ対策の推進役に協会が加わ り力強く思う」と協定締結を喜び、空調設備はメンテンスなど需要が多く、 「協会との協定は将来に対する効果が大きい」と、今後の成果に期待を寄せ た。
また神田会長も、業務用だけでなく家庭用も認定を受けた機器のセールスに力を入れ、「公共工事以外のビ ジネスチャンスとしたい」としながら、「省エネシステムは衛生面でも効果があり、温暖化対策とともに今 後は会員各社に徹底していきたい」と、目標達成に向けて決意を語った。 兵庫県では、温暖化対策に向け2007年度からの3カ年計画に取り組んでおり、特に温室効果ガス排出量の大 きい産業部門と並び、排出量増加が著しい民生部門(業務・家庭)の取り組みを重点的に進めている。 兵空衛との協定は、省エネ型空調・衛生機器やノンフロン型空調機器の普及促進により、民生部門での削減 効果が見込まれることから行われたもの。兵空衛では今後、会員及び顧客に対し、省エネ機器導入とフロン 類回収に向け積極的な活動を展開するとともに、その効果に対する追跡調査を実施するとしている。