国土交通省は27日、2009年度の「優秀施工者国土交通大臣顕彰」(421人)と「建設産業人材確保・育成対策 優秀取組企業顕彰」(国土交通大臣顕彰4社、総合政策局長顕彰11社)の顕彰式典を東京で催し、それぞれ 受賞者の栄誉を称えた。近畿整備局管内からは優秀施工者(建設マスター)に57人を新たに顕彰。建設産業 人材確保・育成対策の顕彰企業該当者はいなかった。 同顕彰制度は1992年度に創設され、建設産業の第一線で「ものづくり」に従事している優秀な技能者で後進 の市道などに貢献している個人、または建設労働者の福利厚生の改善などの面で功績があり、他の模範と認 められる企業に対して、毎年表彰しているもの。今年度の顕彰者を合わせて、建設マスターは全国で3,472人 となった。近畿整備局管内の57人は、土工、板金工、造園工、塗装工、左官工、とび工、建設機械運転士な ど、幅広い職種から選ばれている。 建設マスターには、今後も卓越した技能・技術にさらに磨きをかけ、社内外の講演会、実技指導、後進の指 導・育成など、幅広い活躍が期待されている。