(株)長谷工総合研究所はこのほど、4月の近畿圏マンション市場動向をまとめた。新規供給戸数が前年同 月比52.6%増の1,904戸となり、8ヵ月ぶりで前年同月を上回った。新規発売物件数も77件と前年同月比 18.5%増となった。初年販売率は51.3%増で、前年同月比11.4ポイントダウンし、再び50%台に低下。販売 が低調となったこともあって、分譲中戸数は6,170戸と前年同月比632戸に増。加えて3月竣工物件も多く、 完成在庫も前年同月比1,249戸増の3,598戸となった。 分譲?単価は48万4千円/?と前月比3.0%増加。特に、大阪市は高分譲単価物件の供給が行われ、前月比 10.3%アップの52万5千円/?に上昇した。平均価格は前月比1.3%増の3,588万円、平均面積は前月比1,18? の狭い74.14?となっている。 4月の地域別の新規発売物件数と新規供給戸数は次の通り(%は前年同月比)。 ▽大阪市 =21件・530戸(208.1%増) ▽南大阪 =7件・287戸(170.8%増) ▽東大阪 =6件・179戸(135.5%増) ▽北摂 =14件・307戸(71.5%増) ▽神戸市 =8件・187戸(36.8%増) ▽阪神間 =8件・187戸(30.7%減) ▽その他兵庫 =3件・53戸(24.3%減) ▽京都市 =4件・101戸(36.5%減) ▽その他京都市=1件・7戸(36.4%減) ▽滋賀県 =3件・39戸(160.0%増) ▽奈良県 =2件・32戸(43.9%) ▽和歌山県 =0件・0戸(―)