功労者表彰など (社)日本建設機械化協会関西支部(深川良一支部長)がこのほど創立60周 年を迎え、それを記念した「創立60周年記念式典」が3日、大阪市内のホテ ルで開催された。式典には深川支部長はじめ、支部会員各社の代表ら約100人 が出席し、功労者等に対する表彰式などが行われた。
式典では、初めに主催者を代表して深川支部長が挨拶。深川支部長は、本部協会とともに創立された支部の 歩みを振り返りながら「今日まで活動できたことは、会員並びに関係機関各位の支援と協力の賜物」と謝辞 を述べ、自身と協会の関わりに触れ、「会員同士が活発に意見を交し合えるところが協会、支部の魅力であ り、70周年、80周年とこの雰囲気を残していきたい」と、今後も健全な発展を目指していくと決意を示し、 一層の支援と協力を呼びかけた。また、式典に先立って行われた総会での来賓挨拶で、「60年の歴史の中 で、技術開発や施工の機械化などに取り組み社会に貢献してきた」(三上章・近畿地方整備局企画部機械施 工管理官)など、支部が果たしてきた役割を称え、今後の活動に期待を寄せる言葉が贈られた。 この後、支部の活動に功績のあった個人・支部団体会員に対する本部の辻靖三会長からの表彰状の伝達と感 謝状の贈呈が行われ、個人表彰では、支部長を努めた高野浩二名誉支部長が表彰された。また、支部歴代の 理事副支部長、事務局長、部会長へ深川支部長から感謝状が贈られた。式典終了後は、高野名誉支部長によ る記念講演会「新しい出発」が行われた。 関西支部は、1950年7月、会員数19社で設立された。活動では、新機械の開発とそれに伴う技術・工法の研 究などを実施。その取り組みとして、土木学会と土質工学会との共催により施工技術報告会を毎年開催、ま た昭和62年からは、建設機械施工技術検定試験の実施機関として国からの指定を受けるなど、人材育成への 取り組みも行っている。 現在は、会員数108社で、運営委員会はじめ企画、広報、技術、建設業、リース・レンタル業、整備サービス 業の七つの部会を中心に各種の活動を実施している。