(社)日本道路建設業協会関西支部(坪内卓夫支部長)の「第61回通常総 会」が5日、大阪市内のホテルで開催された。総会には坪内支部長並びに本 部の林田紀久男会長、支部会員各社の代表ら約50人が出席し、今年度の事業 計画などを決めたほか、前支部長の退任に伴い坪内支部長が追認された。 総会では、まず坪内支部長が挨拶に立ち、昨年度事業について「計画通りに 実行でき成果を上げた」と報告、今年度に関しては、進行中の第2京阪道路 や大阪北道路で安全パトロールや広報活動を実施するとしながら、本部の方 針に基づき、「協会の理念である道路整備の推進と技術の向上、健全な発展 を柱に事業を進める」と、一層の協力を呼びかけた。次いで林田会長が挨 拶。林田会長は、「厳しい状況だが、昨年度は着実な事業活動が実施でき た」と本部活動への協力に謝辞を述べ、今年度も道路予算確保に向けた活動 を中心に、「適正な利益を上げ業界の健全の発展と環境に配慮した技術開発 に務める」とし、「課題は多いが我々に課せられた社会的使命を果たすため の努力をしよう」とさらなる努力を要請した。 この後、議案審議に入り、昨年度の事業と収支決算報告、今年度の事業計画 と予算などを審議し、それぞれ承認した。昨年度事業では、社会貢献活動の 一環として「道の駅」2カ所にAEDを寄贈したことや、技術発表会の開催 が報告された。
今年度の事業では、本部の「舗装工事から二酸化炭素排出量を削減するため、中温化舗装の普及推進」とす る方針に基づく活動を推進することとした。また総会に先立ち、協会活動に功績のあった役員に対する表彰 式などが行われた。