三井住友建設(株)大阪支店(重見法人支店長)の「2009年度安全衛生推進 大会」が9日、同社協力会との共催で大阪市内のホテルで開催された。大会 には重見支店長並びに五十嵐久也社長、及び協力会各社代表ら約300人が参加 し、災害絶滅に向けての誓いを新たにした。 大会挨拶で重見支店長は、厳しい環境下でも災害はあってはならないと、安 全水準の向上に向けた取り組みを上げ、「安全第一は企業の社会的責務であ り、全ての関係者が一丸となって災害防止に取り組んでいこう」とし、基本 と作業手順の遵守が災害防止につながると述べ、今後のゼロ災達成を力強く 呼びかけた。次いで協力会の鍋島和史会長が、「災害防止は建設業の発展の ためにも不可欠なもの。災害ゼロから危険ゼロへと、一人一人の安全意識の 向上が必要で、基本に戻り確実な安全活動を実行しよう」と、さらなる決意 を示した。 来賓祝辞では、大阪中央労働基準監督署の福井保雅次長が、府下での災害に ついて「墜落・短絡災害が依然として多い」と指摘、このため足場規則の改 正とともに、重大大災害の減少を目指し、安心して働ける大阪の実現に向 け、「現場所長安全宣言運動など多様な施策の展開を図っていくが、今後と も協力をお願いする」と要請した。
また、五十嵐社長は、かつてない厳しい経営環境にあるが、「安全確保は我々が社会から求めれる責務であ る」と強調、今後、安全文化の定着を目指し、「現場所長はじめ店社、協力会が一体となって危険を摘み取 ることが重要」と積極的な安全活動への取り組みを訴えた。 大会ではこのほか、安全表彰や安全報告、講演会と安全宣言が行われた。